ビジョンを明確にできること
円高や自然災害などのリスク自体が生じるなか、海外との競争の激しい日本の製造業は非常に苦しい時期を迎えていますね。中小企業も同様であり、最近は円高の進展などで、海外移転を行わないと生き残れないといったような声をよく聞きます。
海外市場は確かに大きく魅力的であります。新たな市場の開拓は大きなチャンスとなるでしょう。
しかしながら、海外に出ることそのもので成功が約束されるわけではありません。法律的・文化的、あるいは競争環境面からのリスクも当然あります。
また資金的、経営資源的にも海外進出できない中小企業・零細企業はどうするのか?あるいは、そもそも海外に出るような事業でない場合(地域密着型の小売業やサービス業を中心とした店舗、個人事業など)はどうするのか?という視点も欠かせません。
新聞やニュースで取り上げられる典型的な中小企業・中堅企業の例は非常に参考になりますが、自社の置かれている状況はどうでしょうか?同じである企業は少ないと思います。そう考えていくと、業績を伸ばすためには、「現状を認識し」「しっかりとしたビジョンを作る」ということが重要になってきます。
そもそも、「経営ビジョン」とはなんでしょうか?
自社にビジョンはあるでしょうか?
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