個人情報の規制緩和により新たなビジネスが生まれるか?
今後の規制緩和策の案が出てきたようですが、その中で、個人情報を一定のルールで匿名化したうえで、売買を可能にするような規制緩和案が出ているようです。
例えば病院の患者情報や流通のPOS情報などの利用が考えられているようです(もちろん匿名化する前提です)。
もともと経団連などから要望が出ていた部分もあるようですが、新たなビジネスの創出が期待されるものと思います。
また、現在の個人情報保護法は厳しすぎ過剰反応がまだまだ続いているように思いますので、「適正」な利用を促進するように緩和されるのは望ましいことであると感じます。
中小企業の個人情報取り扱いは課題が多い?
とはいえ中小零細企業においては、個人情報の取り扱いにまだまだ課題があるかもしれません。
個人情報保護の方針や、情報を守る業務プロセス、及びプロセスの維持改善が求められるわけですが、多くの企業でそれほど意識されていないのではないでしょうか?
そもそも個人情報の利用目的を明確にしているか(戦略)
個人情報を大切な資産として扱っているか(リスク管理)
そして、個人情報の活用と保護についてのプロセスを管理し、改善できているか?
このように見ていくと、普段の経営活動の中に自然と取り込むこともできるはずです。
プライバシーマークを取るというのも良いかもしれません。
しかし、その前に情報の活用と保護について考えて経営改善する姿勢が必要ですね。