Windows XPのサポート終了。大丈夫ですか?
Windows XPのサポート期間が2014年4月9日に終わります。ずいぶん以前から言われていることではありますが、いよいよ終了が迫ってきており、対策も進めないといけませんね。
自治体などでは、使用しているパソコン台数も多く、更新費用に頭を悩ませているようですが、中小企業でも同様のことは考えられるかもしれません。
安いパソコンを購入するとしても10台程購入すれば、100万単位のキャッシュアウトになり得ます。XPで使用していたソフトがそのまま使えるとも限らず、単純に買い替えれば良いということにはならないリスクもあります。
だからと言って、更新せずに使い続けるというのはセキュリティや生産性の面からもおすすめできないところであります。やはり更新は必要と考えた方がよいでしょう。
設備やソフトの更新費用を計算に入れていますか?
設備やIT機器、ソフトウェアなど投資した資産は減価償却期間などを含めて「ライフサイクル」を頭に入れておく必要があります。パソコンなどで考えると減価償却終了後も使い続けることは当然できますが、環境の変化による生産性の向上や消費電力、ランニングコスト、故障のリスクなども考慮して適切なタイミングで更新することも必要です。これは生産設備についても同様ですね。
そのように考えると、定期的に再投資を行う資金が当然に必要になります。そういった資金の確保も加味した収支計画とそれを実現する戦略と管理ができているかという問題があります。設備やIT機器などの更新費用などは先の話になるので後回し、などと考えていないでしょうか?事業継続という視点でも経営に必要な資産はある程度更新していく必要があります。このような投資が後手に回す判断は経営にとってある種の「リスク」でもあります。
ゆえに将来に必要になるかもしれない「投資額」を含めて利益目標を管理していく必要があります。そして利益目標は数字として並べるだけでなく戦略と行動に反映していく必要があるのです。
経営資源の管理や投入の仕方などを含めて常に戦略的に物事を考えていく必要がありますね。目の前の問題は中長期的な問題と「別物」ではありません。常に意識して今からでも改善していきましょう。