様々な手法とバランススコアカードの関係
中小企業の経営改善・経営革新において、バランススコアカード(BSC)のように長期・短期、財務・非財務の視点でバランスを取った目標をたて、管理していく手法は厳しい経営環境の中で事業継続していくために必要となる考え方です。しかしながら、このような手法は大企業で使われるだけのものではなく、中小企業であっても非常に重要であり、社内外のステークホルダーとのコミュニケーションのためにも効果的であります。そして、新しい手法を導入していくためには経営者自らのリーダーシップと熱意が必要であることをこれまで書いてきました。しかしながら、日々の事業活動に忙しくなかなかこのような「手法」を導入することには抵抗があるかもしれません。また、他の手法や計画策定作業などを導入している中であれば、さらに新しいと思われるような手法を導入するのは従業員にとっても重荷になってしまう可能性がありますね。バランススコアカード(BSC)のような業績管理手法を導入する場合は、そのことが過度な重荷になってしまわないように考慮する必要もあります。そのためには既存の経営の手法とバランススコアカード(BSC)を一つに統合して運用していくことで全体としての負担を和らげることも可能でしょう。
バランススコアカード(BSC)は以下のような経営活動と統合して運用することが可能です
・企業の中・長期経営計画、経営革新計画
・従業員の業績評価
・中小企業の知的資産経営との融合
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