戦略を成功に導く重要成功要因(CSF)と業績評価指標(KPI) 中小企業のバランススコアカード(BSC)

中小企業の経営改善・経営革新を成功に導くBSCの指標

中小企業の経営改善・経営革新にバランススコアカード(BSC)を導入することは有効であると考えられます。バランススコアカード(BSC)の4つの視点で長期・短期、財務・非財務のバランスの取れた視点で経営を考えることで偏った思考を避けることができますし、バランスの取れた戦略は関係者にもそのストーリが伝わりやすく共有もしやすいのです。バランススコアカード(BSC)の4つの視点(財務、顧客、業務プロセス、学習と成長)の課題と戦略目標を可視化した戦略マップにより、企業の戦略を実現する筋道を示すことができることを前回書きました。次は、戦略マップで策定した各目標についての重要成功要因(CSF)と業績評価指標(KPI)を設定することになります。

バランススコアカード(BSC)の重要成功要因(CSF)

バランススコアカード(BSC)の重要成功要因(CSF)は戦略目標を実現するために重要な影響を与える要因のことです。この要因について適切な管理・行動を行うことにより、戦略目標は達成できることになります。重要成功要因はバランススコアカード(BSC)で設定した戦略目標から、それを達成するために必要であるという要因を抽出し、設定することになります。
例えば、戦略目標として、顧客満足度の向上を掲げたとした場合、その重要成功要因としては、クレーム処理の迅速化やクレームの削減、素早い対応等の要因が考えられるかもしれません。このように企業や組織ごとに戦略を実現するために必要となる要因を決定することが必要になるのです。

バランススコアカード(BSC)の業績評価指標(KPI)

重要成功要因(CSF)の設定の次は、業績評価指標(KPI)を設定します。業績評価指標(KPI)は設定した重要成功要因(CSF)を管理するための指標です。バランススコアカード(BSC)では基本的に戦略の実現を計数で管理することを求めています。計数化できないものは管理できないという考え方です。KPIを設定し、その指標をモニタリングすることで目標の達成状況を管理するわけです。
例えば、クレームの削減というCSFについては、期間中のクレーム件数を集計するといった具合です。

中小企業の経営改善・経営革新にはバランススコアカード(BSC)が有効であります。それは戦略を幅広い視点で策定し、その因果関係についての仮説を立て、それを管理するための要因と指標まで設定するという風に分かりやすい体系を形作っているからだと考えられます。小さな企業においてはなかなか計数管理ということを行わない場合もあるでしょうし、社員も少ないためある程度の定性的な管理も可能でしょう。しかしながら、バランススコアカード(BSC)を構成するエッセンスはどのような規模の企業にとっても参考になるものがあるのです。
厳しい状況の中、自社の経営改善・経営革新を実現するためにバランススコアカード(BSC)のような考え方を導入するというのは検討する価値のあることです。

自社の戦略を立てるということは、自社の「儲けの仕組み」についての仮説を立てることです。それは一連のストーリーになっているはずです。バランススコアカードはそれを4つの視点でのバランスを取りながら表現しています。
バランス・ストーリー・仮説とその検証という企業の取り組みにおいて必要となる要素が、込められており、うまく活用すれば中小企業においても十分にその効果を実感できると思います。

とはいえ、バランススコアカードや中小企業の経営計画策定について何から始めてよいかわからないという場合もあるかと思います。そのような場合でもいつでもお問い合わせください。

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