金融円滑化法の適用を受けた企業の倒産が増加傾向
金融円滑化法が終了し改めて中小企業の資金繰りが課題となっておりますが、今年に入ってから金融円滑化法の適用を受けた企業の倒産がやはり増加傾向にあるようです。資金繰りを一時的に改善しても会社自体の収益構造の立て直しができなければ、事業継続は難しくなります。資金繰り改善のための資金調達はあくまで時間を買っているという認識のもと、収益改善の取り組みを強力に進めないといけませんね。
円滑化法の適用を受けていない中小企業でも事業継続は重要なテーマです。そのための収益構造・財務構造を作り上げていく必要があります。
倒産企業はどんな状態なのかを知り、改善に活かそう
倒産企業というのは、以下のような特徴があります。
- 多くの場合減収傾向で赤字体質
- 有利子負債の比率がとても高い
- 総資産も減少傾向がみられる
- 自己資本比率が低く、債務超過も多い
- 当座比率が低く資金繰りが苦しい
当たり前と言えば当たり前ですが、経営状況が悪いと上記のような傾向が表れてきます。自社の現状も踏まえて、改善ポイントが見えてきませんか?
最終的には、中小企業の経営改善においては、本業の業績を向上させ、経常利益率を伸ばし、自己資本比率を高めていくことが必要になってきます。それが超えるべき山の高さになるのです。そのために何をするのか?ということ定義するのが戦略であります。
このように考えていくと収益構造・財務構造を改善するために必要な取り組みというのは実はシンプルです。資金繰りを管理しつつ、しっかりとした戦略を立てていきましょう!
当事務所では小さな会社の経営力向上・経営改善のための戦略策定支援を行っておりますが、自社で経営分析や改善を行えるようになっていただくための無料のサービスもホームページにて提供しております。
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