見える化は伝わってこそ意味があります
前回見える化について書きましたが、見える化の要件として、
・明確であること
・数値化するなど客観的に見て物事を判断できる表現をすること
・対象者にとって、わかるものであること
ということか書きました。
可視化する対象は、業務の目標ごとに異なるわけですが、一番大切なことは、目的に沿った形で、見えるようにしたものの「意図」が「伝わる」ことです。
製造・加工現場で、整理整頓や異常検知のための工夫をしたとしても、それが意図したとおり可視化されていなければ、その取り組みは形骸化してしまうことでしょう。
同じように、顧客に対するマーケティングも最終的な目標として、商品やサービスの強みや魅力を伝えていくために「可視化」をしていくわけですが、それが伝わらないとマーケティングの取り組みに意味がなくなってしまいます。
顧客への可視化という意味では、
・商品の魅力
・顧客の得ることのできる価値
・顧客が解決したいと思っていることに対する解決策>/strong>
・プレミア感
・顧客が見落としていること
などが見えるようにしないといけませんね。また、顧客への感謝の気持ちや、歓迎の気持ちなども「見えるように」すること。これも「見える化」といえるでしょう。何も製造現場や、経営管理上の可視化だけが「見える化」ではないのです。伝えるべきことを伝える取り組み全般が「見える化」と考えることもできるのです。
店内のPOPや従業員の振る舞い、クリンネス、商品のパッケージ、アフターサービスに至るまで、何を伝えるべきかというテーマをもって考えていくと、取り組めることが出てくるのではないでしょうか。
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