商品・サービスのライフサイクルを考える

サービス・商品は永続するとは限らない

事業の永続性は中小企業の経営において極めて重要な課題です。しかし、個々の商品やサービスは環境が変われば衰退していくものです。

マクドナルドもここ数年収益が頭打ちとなり売上・利益が減少しているそうです。デフレの中で勝ち組と言われていた企業ですらそうなのです。

当たり前の話ですが、需要は無限に増加することはありません。ですので今のまま商品・サービスを提供しているだけではいつか売り上げは頭打ちになります。そうでなくても、商品が浸透し飽きられれば需要がなくなるということもあるわけです。ここで、商品やサービスのライフサイクルを意識しないといけなくなります。

一般に商品・サービスのライフサイクルは、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」があるといわれています。細かな話は省きますが、どのような商品でも始まりから成長・成熟を迎え、いつかは衰退するということです。

経営を安定させるためには、

  • 成熟期から衰退期に移さずにさらなる成長を促す取り組みをする
  • 新たな商品・サービスを開発し、育てていく

という二つの取り組みが必須になります。

前者の場合は、新たな価値観の提供(使い方や使用場面の提供、お得な増量、パッケージの更新を含め)や改良で末永く継続できるようにするということが必要です。(食品などの定番商品などは息が長いですね)。

後者の場合、消費者ニーズをつかみ、自社の強みを活かした新たな商品・サービスを提供することで、自社の商品群のライフサイクルの構成を最適化するということになります。

 

どちらの取り組みにしても、自社の環境の変化に合わせて柔軟に対応していくということが必要なわけです。

 

そう考えると継続と変化というのは似た要素があると考えられますね。

 

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