巨大地震 社会・中小企業にとっての試練

この巨大な試練にどのように対処するか

先日東北地方を襲った大地震。M9.0という想像を絶する大きさと、恐ろしい津波の力を見せ付けられ、人間の作り出した文明の脆さを見せ付けられました。
私は東京で地震に会いました。震度5強。これでも非常に恐ろしく、交通機関もマヒし、どうにもない無力さを感じました。その後テレビなどで情報を得て、東北地方を襲った恐ろしい自体を実感しました。
今まで当たり前だった生活が一瞬にして失われたという事実を受け止めるのは本当に難しいことです。今は一刻も早く、被災した人の救出が進んで欲しいと祈るばかりです。

願わくば早くこの状態が落ち着いて欲しいですが、その次は地域の復興という大きな課題が出てきます。家も会社も流されてしまった人も多いでしょう。この困難をどのように乗り越えるか、中小企業診断士として考えずにはいられません。

中小企業の経営について考えると、自然災害などに対する事前の備えとして、事業継続計画(BCP)が重要な取り組みになります。
今回はすでに地震が起こってしまっております。しかもM9.0という一企業が想定して対策を練ることができる規模をはるかに超える大きさのものです。しかしながらそのような状況の中でも何ができるかということを考えるのは重要なことだと考えます。激甚災害が発生した際に社員とその家族、そして顧客の安否確認を行えるように準備すること。地域社会への貢献を考えること。そして復興への道筋について考えることになるのです。何も供えがなく呆然としてしまう状況はできれば避けたいと考えます。
中小企業は規模は小さいですが、働く人にとっては家族のように近しい関係となっている人々が集まっていることも多いでしょう。組織として助け合えるように考えて行動できるようにしたいものです。

被災した際に大きな影響を受ける資金繰りについても信用保証協会の保障を含めた支援策等が発表されております。そのような情報にも目を向けていきたいところです。

余震はまだ続く可能性があります。ライフラインも完全に復旧していない現地の状態が少しでも早く回復し、多くの人命の救助がなされることを今は祈ります。
その次の復興に向けて私自身が何ができるかも考えたいと思います。

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