中小企業の経営環境の改善につながるか? – 倒産件数の減少傾向

2月倒産件数が1000件を切ったそうです

企業の倒産件数が5年5ヶ月ぶりに1000件を切ったそうです。先日も街角景気が少し回復の気配を見せているとの事で、それ自体はよい事であると思います。とはいえ、倒産件数の内、過半を中小零細企業が占めているとのことで、まだまだ予断をゆるしません。
また、倒産件数の減少傾向は、 「中小企業金融円滑化法」や「緊急信用保証制度」といった制度による効果も大きな部分があるでしょう。円滑化法は3月末をもって失効予定です。延長が期待されますが、現在の国会の状況では予断を許さないのが現状ですね。
政府には政局を見た政治ではなく国の現実を見た政治を心がけて欲しいものです。今の国の現状を見ていると本当に歯がゆいものがあります。。

とはいえ、中小企業の経営は待ったなしです。明るいニュースがある中でも気を引き締めていきたいところです。こういうときだからこそ経営改善・経営革新を行って難局を乗り越えなくてはいけません。現状の国の制度もぎりぎりまで有効に活用しつつ、資金繰りを含めた改善をしていきましょう。
国の制度は乗りかかり・頼り切るものではなく、活用するものだという意識を持って早急に自立できるように経営改善を行っていく必要があります。
自社の現状を踏まえて、問題点、活かすべき点、中長期的な目標を決めていきましょう。「なんとかなるさ」と考えずに、前向きに行動が大事ですね。

また、地方自治体でも独自の支援事業を行っている場合があります。例えば、大阪では経営力向上緊急支援事業のような支援事業も行っております。是非活用していきましょう。

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