見えないものは改善できない

認識することが経営改善には重要

日本オリンピック委員会(JOC)のアンケートで、約1割の選手が暴力行為を含むパワハラ・セクハラを受けたことがあると答えたそうです。

最近よくニュースになっているので気になっていた人もいるかもしれませんね。

翻って、少し前の記事では、31の各競技団体に聞き取り調査した時は、「暴力はない」と回答されていたようです。

何か食い違っていますね。31団体というのはJOC加盟の全団体ではないと思いますので、暴力を受けたのは、聞き取りが行われた31団体以外の団体の人なのか?ということが気になってしまいます。

当ブログは中小企業・零細企業の経営改善をテーマにしていますので、協議における暴力の有無や是非についての議論はしませんが、この事例でも大切な教訓が潜んでいると感じています。

 

改善というのは問題を認識することから始まります。

「あ、これは問題だ」とにんしきできるから、それをどのようにすれば解決するのかということを考えることができるのです。

自身の保身などのために、「暴力はない」と報告した団体は自分自身で組織を改善できるでしょうか?

同様に中小企業の経営においても問題に目を向けるということがきわめて重要になります。

 

問題とは経営者様にとって嫌な情報であることが多いでしょう。

本当は「見たくない」と感じているのです。

見たくないという意識で、現実を「否認」すれば課題を認識することができなくなってしまいます。その時点でその問題は解決不可能になります。認識していないのであるから当然ですね。

 

問題をみたくないのであれば、逆説的に考えてしっかり問題を認識し、それを解決し、問題が今後発生しないように改善する方が良いのです。問題を無視するか、解決して問題を本当の意味でなくしてしまうのかの違いです。

 

組織においては、問題を認識することで、自分の地位や権利が危うくなる場合があります。そのための保身の策として問題先送りや否認が起こるわけですが、もしそのような事があるのであれば、それ自体が「大問題」であると認識したほうが良いでしょう。

 

頭では分かっていてもいざそれを実行しようとするといかがでしょうか?

難しいかもしれませんね。

 

でも「問題」や「課題」といった情報は中小企業・零細企業の経営改善にとって「宝の山」です。改善のチャンスがそれだけあるわけですから。課題を解決できればまわりまわって、最終的な財務の改善にもつながる可能性があります。問題を悪ととらえるのではなく、あるべき姿からの「距離」であると理解すれば、問題を認識することに価値を見出せるようになるでしょう。人のせいにすることなく改善情報としてとらえることで、前向きなサイクルをつくりだすことができます。

 

問題は見えなければ・見ようとしなければ認識されず解決もされません。

目をそむけず問題を探し回るくらいの意識を持ってみましょう。

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