基本の5Sなど、できる取り組みからの中小企業の経営改善

5S活動など基本の大切さ

「整理・整頓・清潔・清掃・躾」を5Sと言いますが、意外と難しくできていないなーとおっしゃる社長さんも多いです。
しかしながら、このような基本的な取り組みを大切にされている会社は、そのほかの部分でも元気であります。

5S活動の何が良いのでしょうか。
 ・社内の整理整頓及びクリンネスが行き届くことで、無駄な資材が減り、不良品の発生も少なくなる
 ・常に整った環境が維持されているため、業務の流れも効率化する
 ・5S活動を維持するために社員自らが参画する
 ・社員の参画により、コミュニケーションが活性化し、新たな改善提案が出される
など、単に整理整頓がされるだけにとどまらない効果が出るために製造業などで徹底されているわけです。

単なる取り組みだけではなく、社員の参画意識とコミュニケーションというものが活性化することによる効果は大きいでしょう。中小企業においても社員の経営改善への関与というのは非常に大切な取り組みです。

とある企業では、5Sを徹底し、業務品質を追求する中で、社員の力をうまく引き出すとともに、外部の人とのコミュニケーションも含め経営改善に活かされています。
コミュニケーションが進み、整理整頓が進むと、社内の見やすさや資材の扱いやすさ、マニュアルのわかりやすさといった方面まで改善案が出てきます。それを社員が改善提案するのです。

「うちの社員はなかなか自ら動いてくれない」と嘆かれる社長さんもいます。
しかし、それは、改善の種があるということであります。今日明日でできることではありません。まずは整理整頓といった取り組みや、身近な業務プロセスのちょっとした見直しからでも小さな改善を積み重ねることが大切になります。

それはある意味人と向き合うということでもあります。

そういったことに目を向けていくと中小企業や小さなお店などでもできることが見えてくるのではないでしょうか。

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