正規雇用を支援する政策(派遣労働者雇用安定化特別奨励金)

雇用状況はまだ不透明で失業率は5%超の状態で推移しております。また派遣法の改正により派遣業界には何らかの規制強化がされそうな状況になりつつあります。雇用環境の更なる悪化は市場全体へも悪い影響が出るでしょう。中小企業診断士の私としても注視すべきことだと思います。

しかしながら中小企業にとっては、就業できない優秀な人材を獲得できる機会が増えるかもしれません。悪い状況の中でも前向きな対応が求められますね。

現在派遣労働者に来てもらっている会社で、今後その業務について派遣労働者を正社員として雇い入れしたいと考えておられる場合は、「派遣労働者雇用安定化特別奨励金」の支給を受けられるかもしれません。平成21年2月6日~24年3月31日まで実施されます。

内容としては6ヶ月を超える期間継続して労働者派遣を受け入れており、その派遣労働者を直接雇い入れた場合に、最大で合計100万円の奨励金を受けられます(期間の定めのない労働契約の場合)。
優秀な人材を獲得した上に、奨励金ももらえるのであれば、中小企業の事業主にとってはとても大きな助けになるでしょう。
ちなみにここでいう派遣労働者は、紹介予定派遣ではありませんので、その点注意が必要です。

事業主の方への給付金のご案内は「事業主の方への給付金のご案内」を参照してください。

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