中小企業の後継者育成とその視点 | 中小企業・零細企業の事業承継

中小企業の後継者育成・事業承継の視点

アップルのCEOであるジョブズ氏がついに辞任されましたね。
株価も少し下げているようです。これは一時的な事とは思いますが、
いかにジョブズ氏のプレゼンテーション能力やカリスマ性が偉大だったかを伺わせます。

事業をしていていつかは突き当たる後継者問題事業承継
偉大な経営者は、そのカリスマ性からも企業にとってなくてはならない存在になっている場合があります。
対外的にはジョブズ氏のような人は、株価が下がるような反応が出る程度には「なくてはならない」と思われていたのでしょう。
しかしながら、時として、その「かけがえのなさ」が問題になる場合があります。
それが熟練者のスキル継承後継者育成問題です。

中小零細企業においても後継者問題は大きな課題です。、後継者不在のため、そのまま廃業というケースも多いです。
経営をしている限り、後継者問題は避けて通れません。経営者としてある意味一番重要な仕事です。
なぜなら企業においてもっとも大きな使命は「永続する」ことだからです。人の一生には限りがあります。しかし企業は残すことができるのです。作り、育て、そして伝えていくことができるのです。

後継者を作るということは。
 ・未来へ続く経営を実践すること
 ・会社やお店の魅力を高めて後継者を創造すること
 ・会社の考え方、資産、経営について継承し、経営を任せること

といった風に、現在から未来に向けての長い取り組みのようになります。決して陸上のリレーのような高速のバトンタッチではないのです。
経営者になった瞬間から続く偉大な取り組みといってよいでしょう。中小企業・零細企業の経営者にとって日々の取り組みのすべてが最終的に後継者へのバトンタッチにつながっていくのです。

経営者の健康も重要です。
今回のジョブズ氏は以前から健康上の問題でCEOを続けられなくなった場合に辞任する意向を表明していました。クック氏という後継者がいるため、問題はおそらくないでしょうが、後継者が育つ前に、経営者が倒れては困ります。

改めて自分の健康についても考えたいところ。
健康は、体の健康と心の健康。両方考え取り組む必要があります。

あるいみ、経営をしていて幸せを感じるくらいになるとバランスが取れているのかもしれません。
そのようになるためにはどうすべきか。後継者についてと、現在の経営について考えるきっかけになると思います。

また後継者にとっては、あらたな「創業」という面も出てきます。すでに基盤があるとはいえ、新たな立場での船出。何をすべきか考える、それが重要です。

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