中小企業の事業継続計画(BCP)とリスク対策

いよいよ夏も本番となってきました。
気温もぐんぐん上がって真夏日が続き、電力使用量も上がっているようです。
この夏の気温がどうなるかはまだわかりませんが、節電対策はいよいよ重要になってきます。

自然災害や、伝染病、エネルギー不足などは中小企業にとっては大きな「リスク」と考えられます。
リスクは避けられるのであれば、避けたいものですが、全てがそのようにうまくいくわけではありません。

リスク対策を考えるうえで、大切なことは、
 ・リスクが何であるか「認識する」こと。
 ・そのリスクについてリスク戦略を練る
となります。
リスクの認識というのは非常に重要で、リスクの存在を認めることができなければ、対策も取りようがありません。
頭が痛い問題ですが、リスクと正面から向き合うという姿勢は中小企業の経営にとってとても大切な考え方です。

さて、リスク戦略ですが、基本的な対策としては以下のようなものがあります。

リスクの低減: リスクの発生する可能性を低減するような対策を考え実行すること
        または、リスクが発生した際の被害を小さくする対策を考え実行すること
リスクの回避: リスクが発生するような状況を排除するような対策を考え実行すること
リスクの転移: リスクが発生した場合の損害を他社と分担すること。たとえば保険などが代表でしょう
リスクの保有: リスクの内容を吟味し、許容すること。対策がとれず、自社で許容できる範囲については、
        割り切るという考え方もできる

上記のような考え方で行動を起こす必要があります。
事業継続計画(BCP)においてもリスクの認識と対策について、上記の考え方を三共にするとよいでしょう。

また中小企業の経営改善という視点からも自社のリスクを自社の強みと同様に分析し、見直すことも重要です。
対策が後手にならないように、中小企業診断士等も有効に利用して、自社の経営改善を進めましょう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です