日本をよくしたいという意識と中小企業経営をよくしたいという意識
日本の政治は閉塞感が漂っています。もうすぐ選挙が行われる気配も見え隠れしてきておりますが、だれに投票をするかはよくよく考えないといけませんね。有権者としての責任です。
日本の政治や政治家に対しては、何かと批判が多く聞かれます。
決められないことや、ばらまき政策、増税など多くの問題があります。
国の国債発行残高は1000兆円に迫ってきています。
国の状況をバランスシートにしてみると完全に債務超過状態。
ここまで来ると会社経営では完全に破たんですね。
にもかかわらず破綻は実際には起こらないわけで、その点は企業経営と異なる部分です。
資金の調達ができる間は破綻は避けられるわけですね。企業も資金が回れば破綻しません。
問題は山積みですが、国の現状を批判的に見るのと同様に経営に目を向けると改善の種が見えるのではないでしょうか?
政治批判の視点で経営を考えて見る
例えば、「決められない」ということを見ても、一般の会社経営でもなかなか決められないということが起こります。
- リスク対応を先延ばしにする
- 「机上の理論だ!」という理屈を盾に何もしないという選択をしてしまう
- 現状踏襲をついついしてしまう
- 責任回避の意識
- 都合の悪い情報から目を背ける
- 既得権を手放せない
など、すべて会社でもあり得ることであります。
また、「ばらまき」などという点もありますね。
- 資金繰りが管理できているか
- 投資対効果、費用対効果を検討したうえで行動できているか
- 無駄の徹底的な削減ができているか
という視点で見た時に改善することが見えてこないでしょうか?
経済状況を見ると、デフレが続く中で、企業としては付加価値を高めつつ新たな需要を想像する視点が必要になります。
経営改善を行う第一歩
様々な視点で経営改善の種を探してみて、課題が見えてきたとします。それをいかに改善するのか、がとても大切です。
単に「改善しないといけないなー」という程度の意識では、しばらくすると現行踏襲の意識が強まって、結局何も変わらないということになりかねません。
経営改善や改革を行う際には、
- 経営者が「変化」について強い意欲・意識をもつ
- 改善方向性も含め、将来のビジョン・目指す方向を明確に持つ
- 戦略的に改善のストーリーをつくる
- 何をいつまでに改善するのか計画を立て、しっかり管理する
ということが必要になります。
これは経営の基本ですね。
何事についても改善のためには経営の基本に立ち返る必要があるのです。
奇をてらったテクニックがあるわけではありません。
逆にいうと基本に立ち返ることが大切であるということはどのような小さな会社においても経営改善できる可能性はあるということでもあります。
手遅れになる前に、変化を起こす強い意識を持ちたいですね。
経営改善・コスト削減・戦略策定などいつでもご相談ください。