店舗賃料・地代家賃の上昇傾向の中でのコスト削減
10月17日付の日経の記事で、全国の有力繁華街での店舗賃料が上昇傾向にあるとの記事が出ていました。
このこと自体は、悪いことではありませんね。賃料が上がるということは、それだけ需要があるということでもありますし、最終的な消費意欲があるからこそ、出店が増えているということなのです。
とはいえ、地代・家賃は中小企業や中小店舗にとっては大きなコストです。賃料は額面で高い・安いというだけではなく、「適正」かどうかということが非常に重要になってきます。
自社オフィス・店舗・向上の地代家賃は適正ですか?
地代・家賃は、大きな視点(マクロ的に)見ると、需要と供給の関係で決まってきます。しかしながら、自身の会社やお店という視点で見ると、「その地代家賃は割に合うかどうか」が重要になってくるわけです。つまり、地代家賃を賄えてさらに、利益が残るだけの売上があげられるのか?ということが重要になります。
これは、飲食や小売り、サービスなどの店舗をこれから開業しようとする場合にも非常に重要です。単に人通りが多いからいい物かどうか?その人通りは「自分のお店の顧客」なのかどうかを見極めて利益を出せる水準かどうかがとても大切になってきます。先日の記事でもこれから開業する場合の計画の重要性について書きましたが、立地やそのコストについては極めて慎重に検討すべきものだと考えます。
また現在営業をしている場合も、現在の地代家賃が適正かどうかはチェックが必要です。一度決まってしまうとなかなか変わらないものですし、値下げを貸主の方から提案してくることなどまずありません。
店舗賃料は直近では上昇という統計が出てきたとはいえ、全国的には長らく地代は下落してきたのが実情です。厳密にいうと、現在の地代・家賃が「高すぎる」可能性もあるわけです。
ですので、見直しをしたことがないよ、という場合は是非見直しをしてみてほしいところです。
ご相談いただければ、地代・家賃が適正かどうか専門家とともに診断させていただきます。
また、地代・家賃だけでなく、その他様々なコスト削減診断や業務改善支援を通じたコスト削減も行っておりますので、気軽にご相談ください。
コスト削減は、付加価値向上と並ぶ利益の源泉です。
放っておくのはあまりにももったいないですよ。