単なる値上げになってませんか?顧客価値を定義しましょう
デフレ脱却により様々な高額商品が売れているというニュースを見る機会が増えました。世の中に明るい兆しも見えているわけですが、いまだに個人の所得には波及していない側面もあります。中小企業の経営改善につながっていない部分も見え隠れします。
デフレを脱却し、社会全体として緩やかにインフレに向かっていくこと自体は間違っていないと感じますが、単純に原材料価格が高騰し値上げを余儀なくされるとつらいですね。
原油価格高騰による運送コストの増加や、部品の価格高騰によるパソコンの原価上昇といったことも現実に起こっております。
原価上昇に対しては一定の値上りも仕方ありませんが、できれば、改めて顧客価値を明確にして、値上がりを超える価値を定義したいところであります。
マクドナルドが高額品の投入をして注目を集められたのもそういった側面がありますね。
従来商品の価格改定だけでなく、新商品による新たな価値と組み合わせて客単価の向上を目指していっているわけです。世の中の流れの中で新たな提案ができるから納得感が出てきます。
収益向上のためには、販売数量の確保と付加価値の向上が欠かせません。それは顧客にとっての価値があってこその話です。
客数も単価もどちらも伸ばしていけるように戦略を考えませんか?